近視
みなさんこんにちは!!視能訓練士の高尾です。
早いもので年が明けて半月が経とうとしていますね。
年末年始は長い間お休みを頂きましてご不便おかけ致しました。
本年も川原眼科を、どうぞよろしくお願いします。
昨年の話になりますが、視能矯正学会が福岡で開催されたので参加してきました。
興味深い発表をたくさん聞くことが出来たのですが、皆さんにも身近な『近視』に関するお話を紹介したいと思います。
文部科学省学校保健統計調査報告書をもとに集計したデータによると、年齢と共に視力1.0未満の割合が増え、特に中学生・高校生で視力1.0未満の割合が増えている傾向が報告されています。
学童期に学校教育を円滑に行うためには良好な視力が必要であり、過去の報告では、黒板を読み取る場合文字の大きさにかかわらず、教室のどこの席からでも文字を判読するのに必要な視力は0.7とされています。
学童期において近視を矯正しないことは、遠くが見えにくいため、学習やスポーツなどに必要な視力が備わっていないため、学校生活に支障をきたすと考えられます。
近年、世界中で近視の人を増えており、今の学童期の子供たちが壮齢者になるころには、強度近視の人数は約6倍になると予想されています。
強度近視というのは度数の強い近視のことで、眼軸と言って目の長さが長くなるので、網膜が薄くなり目の奥の病気をおこしやすくなってしまいます。
眼鏡などできちんとピントが合った状態を保つことで、眼軸が長くなる事を防いでくれます。逆に矯正してない状態が続くと、眼軸がどんどん長くなって、近視の進行がすすんでしまうと考えられるそうです。
小児の近視に対する近視進行抑制法には、眼鏡やコンタクトレンズ・オルソケラトロジーの他、薬物による方法があります。
当院では眼鏡合わせ👓はもちろんオルソケラトロジー・マイオピンによる治療も行っています。
当院の経験からはオルソケラトロジーの近視抑制効果は非常に高いと考えています。
ご希望の方はもちろん、話だけでも聞いてみたいという方は、いつでも福岡の川原眼科にお越しください。
オルソケラトロジーは1ヶ月間はお試しをすることもできます。