近視に関するテレビ放映に関して
7月22日夕方、RKB「タダイマ」で当院が取材を受けた内容が放送されました。
文部科学省が子供の近視が増えているとの調査結果を踏まえての放送でしたが、近年の生活様式の変化と共に近視の割合が増えています。
近視になる一番の要因は家族歴ですが、次に生活様式が原因となります。
よく「スマホ」が悪いように言われますが、スマホ自体が悪いわけではありません。
「近見作業(近くを見る)」が長くなることが近視を進ませる原因になるのです。
ですので、スマホに限らず、本を長時間近い距離で読んだり、目が近い状態で勉強することもよくありません。
ただ、どうしてもスマホは「近い距離」で「長い時間」見ることになるので一番の原因になりやすいのだと思います。
また、ニンテンドーDSも本体でゲームをするとどうしても目が近い距離になりがちです。
ゲームをするならテレビに接続して離れてやることをお勧めします。
また、外で遊ぶ時間が減ったことも要因の一つと考えられています。
太陽光には近視を進みにくくするものも含まれているため、その光に暴露される時間が減ると近視が進みやすくなるという研究結果もでています。
そのため、コロナで家に閉じこもりがちだった2年間でさらに近視の進行が進んだという報告もあります。
強度近視になると将来、緑内障や網膜剥離、近視性脈絡膜新生血管症などになって目が悪くなってしまうリスクが高くなります。
そのため、近視が一番進みやすい小学生から中学生にかけて近視をできるだけ進ませないようにする努力も必要です。
川原眼科では「マイオピン点眼0.025%」や「オルソケラトロジー」で近視の進行を抑制する治療にも力をいれています。
当院の近視に関する放送はヤフーニュースでも見れるようですので見逃した方は以下のサイトでご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62b3de316bd1d0f62201738218dc6f375e477f79