多焦点眼内レンズ ファインビジョン
久しぶりの投稿になります。
最近はコロナやインフルエンザの流行が起こっており、眼科的には同時に「はやりめ(アデノウイルスによる流行性角結膜炎)」がとても流行しています。
検査をすると毎日数名のアデノウイルス陽性患者様がおられます。
家族内感染が多いのでタオルを分けるなどの対応を行って感染を防ぐ必要があります。
さて、2023年に新しく選定療養に認定された多焦点眼内レンズ「ファインビジョン」を当院でも採用いたしました。
これまでの多焦点眼内レンズと比較してのメリットは、
・ハローグレアが少ない
・近方視力が出やすい
ということがあります。
これまでの多焦点眼内レンズではパンオプティクスが比較的ハローグレアが少ないレンズだったのですが、ファインビジョンはより少ないことが報告されています。
逆にデメリットとしては、
・乱視用がまだ認定されていない(ヨーロッパでは発売有り)
・暗いと近方が少し劣る
という点があげられます。
最近はご自分で眼内レンズのことを調べてこられる方も多く、多焦点眼内レンズのご希望の方が増えてきた印象があります。
どのレンズがご自分にあっているのか分からない方がほとんどですので、こちらで生活スタイルや目の状態に合わせてご提案させていただいております。
また、現在の手術までの待ち時間ですが、約4週間となっています。
緊急手術の必要な状態の方や、免許更新の関係でお急ぎの方は対応いたします。