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医院コラム

ICL アジアミーティング

3月に沖縄で「STAAR Surgical 3rd EVO ICL APAC Experts Summit」がありSTAAR社から招待されたので参加してきました。

福岡からは川原眼科ともう1つのクリニックが招待されており、全国からは70ちょっとのICLを行っているクリニックが招待されていたようです。
日本以外からは、韓国、中国、シンガポールのICLを行っている施設が招待されていました。


アメリカではICLよりもレーシックの方がまだ多いようですが、アジアではICLの方が増えてきています。
特に日本ではレーシックは年々減少しており、ICLの方が増え続けている状態です。
術後の見え方はレーシックよりもICLの方がよりきれいに見えますし、何よりレーシックは数年経つと近視の戻りが出ることが多いのがデメリットです。
「近視の戻り」とは、また近視になってくる、ということです。
そうなるとまた眼鏡やコンタクトレンズが必要になります。
もちろん近視の戻りが出ないで良好な視力を維持している方もいますが、近視の戻りが出ている人はけっこういるな、という印象です。
レーシック自体は確立された問題ない手術ではあります。
そういう意味では、レーシックの方が手術代は安いですが、長期的にはICLの方が勝っているといえます。
今回の学会でもICLの近視の戻りはほとんどないのに対し、レーシックは近視の戻りが多いと発表されていました。

ICLは大変すばらしい屈折矯正手術です。
川原眼科はICLばかりをやっている眼科ではありません。
他のもっと難易度の高い手術を日々行っていますのでICL手術においても柔軟に対応できるのが強みかと思います。

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