お子さまに点眼するコツって!?
こんにちは!!看護師の久木元です。
暑いですね~。蝉が鳴く季節になったのですね。
来院される患者様の表情を拝見しますと暑さが伝わってきます。
さて、当院はお子様の受診も多いのですが、その中でよく耳にする言葉があります。
「子供が目薬を嫌がってさせてくれません。」
「うまく入っているのか分かりません。」
この様に、お子さまの点眼方法でお悩みの方が多いようです。
子どもの点眼がストレス…よく分かります!
わが子も(3歳なのですが)点眼となると逃げまわり、泣き、点眼1つに大変苦労させられます。
そこで今回はイヤイヤ期のお子さまでも成功率がアップする目薬のコツを私の経験も踏まえてご紹介します。
☆無理やり目を開けて差さなくてOK!!
目薬といえば手で大きく目を開いてするイメージがありますが、小さい子にはまだ難しいことです。目をつぶったままのところに2・3滴点眼して、そのあとゆっくり目を開けさせるだけでも効果があります。
☆目薬を落とす位置を低くしてみましょう!!
子どもにとって目薬は得体の知れないものなので怖がって当然です。座ってするのが苦手な子は寝た状態でする方がしやすいですよ。
また、高い位置からの目薬が不快な子もいます。なるべく低い所からで目の真上でなく目尻の横から差すと良いと思います。
体制や角度などを変えるだけでもグッと点眼しやすくなるのでぜひお試し下さい。
☆寝ている時もチャンスです!!
点眼する時間を寝ている時間にするのも一つの方法です。この時は下眼瞼をアッカンベーするように開けて点眼して下さい。
注:眠りが浅い時にこの方法を使うと片眼に点眼した時点で起きてしまい、点眼できなかった...という悲しい状況になります。熟睡している時にこの方法は使って下さい。
ちなみにうちの子の場合は寝入って15~30分くらいがベストかなと思っています。
上記の方法が難しいときの最終手段、名付けてプロレス法!です。
お子さんの歯磨きをするような体制で、お子さんを大の字に寝かせてお子さんの両手を親御さんの両足の下に押さえつけるという方法になります。
ネーミングはさておき、この方法を使うときのポイントは
素早く優しく!です。
決して怒鳴ったりせず、「すぐ終わるからね」など怖くならないような声掛けも必要です。
どの方法で差そうとも子供にとって目薬は未知との遭遇、異物なのです。
目薬が出来たら、とにかく褒めて、沢山抱っこしてあげて下さいね。
点眼方法にお困りの方、遠慮なくお声かけ下さい。
お子さんに見合った点眼方法を一緒に考えさせていただきます。