近視矯正手術 ICL
ICL(有水晶体眼内レンズ)をご存知でしょうか?
ICLはレンズを眼の中に入れて裸眼視力を向上させる手術です。
裸眼視力が悪い方が視力を矯正する方法は、
・メガネ
・コンタクトレンズ
が一般的に多いです。
それ以外にも
・オルソケラトロジー(寝ている間にコンタクトレンズを装用し、日中は裸眼で見ることができるようになる)
・レーシック
・ICL
があります。
レーシック手術は聞かれたことがある方も多いと思います。
一時はたくさんの近視の方が手術を受けられ視力回復していました。
きちんと医学的にも確立された手術で、かくいう私もレーシック手術で裸眼視力が2.0になった一人です。
しかし、とある眼科で術後感染が多発したため急に手術を受けられる方が減りました。
海外ではまだまだ盛んにレーシックは行われています。
最近ではレーシックにかわり、ICL手術が盛んに行われるようになってきています。
ここではまず、レーシック手術とICL手術の違いについて述べてみます。
レーシック
・角膜を削るので元には戻せない
・術後ドライアイが多いが数か月でよくなる
・ハロ、グレ現象(夜間に光がにじんで見える)
・近視が強いと適応にならない
・歴史がある手術
・将来、白内障になった際に困ることがある
・料金は施設によって大きく異なり、大手は薄利多売
ICL
・挿入したレンズは取り出せるので元に戻せる
・術後ドライアイは起こりにくい
・ハロ、グレ現象が起こりにくい
・近視が強くても手術可能
・すでに40万人が受けられているがレーシックより歴史が浅い
・術後の視力安定が早い
・将来、白内障手術になった時に取り出すことになるがほとんど支障はない
・レンズが高価であるためレーシックより料金が高い
といったところでしょうか。
もし、私が当時ICLという選択肢があったとしたら、ICLを選択していたと思います。
医学は常に進むものですのでしょうがないですよね。
でも近視矯正手術を受けて世界が大きく変わったことは間違いありません。
裸眼生活がこんなに快適だったのかとずいぶん長く感動が続いていました。
これは実際に手術を受けられた人にしかわかりません。
時々、「レーシックや視力矯正手術がそんなにいいというのに、メガネをかけている眼科医が多いじゃないか」「眼科医が自分の手術を受けていないってことはそんなによくないのではないか」という言葉を見かけます。
そうではありません。
眼科専門医である私の周りにはレーシックやICLを受けられた眼科医はたくさんいます。
ただ、みんな言わないだけなんです。
これから近視矯正手術を考えている方、裸眼生活にあこがれている方にはICLをお勧めします。
もちろん乱視のある方のための乱視用のICLレンズもあります。
川原眼科ではICL手術の適応検査を無料で行っています。
わからないことや不安なこともたくさんあると思いますので、一度受診してご質問ください。
「裸眼生活」これほど快適なものはないですよ~。