近視進行抑制薬「マイオピン」とオルソケラトロジー
福岡県糟屋郡粕屋町、志免町、福岡東区から目でお困りの患者様にご来院いただいています。ドライアイや結膜炎などの一般疾患から日帰り白内障・
子供さんの近視については非常に心配されている親御さんが多いです。
特にご自分が近視のある方はその不便さがよくわかっているからです。
近視が強くなると眼鏡が分厚くなり、また以前もコラムで書きましたが網膜剥離や、将来的には新生血管による視力低下をきたすリスクがあがってきます。http://www.kawahara-ec.jp/column/post-7/
当院では「マイオピン」という近視抑制点眼薬の治療を行っています。
この点眼治療は毎日寝る前に点眼するだけ。
非常に簡単な治療になりますが、近視の抑制効果が高いことが海外の研究で明らかになっています。
日本においてはいくつかの大学で治験が進行中です。
当院では、子供の近視は待ってくれないので海外からの直接輸入でご処方しています。
これまでたくさんの方が当院でマイオピン治療を行っていますが、点眼薬の副作用等はありません。
この点眼治療のために福岡市西区から通院されている方もおられます。
子供さんが自分から近視をどうにかしたいと訴えることは少ないですので、親御さんが子供さんの目のことをしっかり考えてあげることが大切かと思います。
また、当院ではオルソケラトロジーによる屈折矯正も行っています。
オルソケラトロジーという言葉も初めて聞くという方が多いと思います。
これは寝ている間にコンタクトレンズを装用することで、角膜の形状が変わり日中は裸眼でも視力が良くなる屈折矯正法です。
試合中にコンタクトがずれたり、はずれると困るようなスポーツ選手でされている方が多いです。
一般的なコンタクトレンズだと、子供さんが学校などへ行っている間に目が痛くて困った状況になっても自分ではどうしようもないことがありますが、オルソケラトロジーなら家で装用しますので親御さんの目が届くところで安心です。
実は、このオルソケラトロジー、近視抑制効果が高いんです。
もともとは屈折矯正するためのものでしたが、使用することで視力も良くなる上に、近視の進行抑制効果もあるという優れものです。
当院では近視のお子様に対して、マイオピンとオルソケラトロジーの治療を積極的にオススメしています。
近視は進んでしまったら後ではどうしようもありません。
近視が出てきたまさに今治療が必要となります。
もちろん近視がある程度進んでしまっていてもそれ以上の進行を抑制することが大事です。