眼科での視力検査と眼鏡合わせの視力検査
こんにちは視能訓練士のザッキーです。
最近は夏本番になり気温も上がってきたので、外に出るのも億劫になりますよね。
水分補給をしっかりとって、熱中症などにならないようお気を付けてご来院下さい。
さて今回は、コンタクトレンズや眼鏡処方についてのお話をしようと思います。
日頃視力検査を行っていると、検査後に「私のコンタクトや眼鏡の度数はなんですか?」と聞かれることがあります。
確かに知りたいですよね、私自身も眼科に携わる前は視力検査をすればすぐに分かると思っていました。
しかし結論から言うと、すぐにお答えすることが難しいことが多々あります。
そもそも視力検査とは「見る能力がどこまであるのか?」を調べる検査になります。
言い換えると、「近視や乱視、遠視などの屈折異常を矯正した上で、最大限どこまで視力がでるのか?」という意味になります。
屈折異常の矯正は凹凸レンズを用いて行うので、眼科の視力検査では検査用眼鏡を装用して頂き、患者さんの最高視力を探します。
視力が良好な結果であれば、”視力が出づらい病気の可能性は低い”と考えられ、視力が不良な結果であれば”視力が出づらい何かしらの病気が隠れている”と考えられます。
そのため視力不良の方には様々な検査機械を用いて原因を調べ、医師の診断にて治療が必要であればその病気の治療を行うことになります。
さて話は戻りますが、コンタクトレンズや眼鏡というのは普段から常時使います。
検査上で最高視力が(1.2)であったとしても、普段からそんなに見える度数を使うと目が疲れてしまうこともあります。
そのため通常の視力検査とは違い、「患者さんの生活スタイルはどのようなものか?どのような場面で使用するのか?視距離はどのくらいなのか?」などなどお話をうかがいつつ、その方にあった適切な度数を選択していきます。
またコンタクトレンズに関しては、製品自体に製作度数範囲やレンズ構造が異なるので、実際に装用して検査を行わないと正確な度数がお伝え出来かねるのです。
以上の理由から、視力検査後に即答することは難しいことが多くあります。
眼鏡やコンタクトの度数調整検査は予約制ではございませんが、通常の検査よりもお時間を要するので、当院で初めてのコンタクトレンズ合わせは1時間前、当院でコンタクトレンズ継続購入者・新規の眼鏡合わせは30分前までにご来院をお願いしております。ご理解とご協力を宜しくお願いします。
なおご希望の方は、検査前にお気軽にスタッフにお申し付け下さい。
目のことでお困りの方は、是非福岡の川原眼科へお越しください。