第121回日本眼科学会総会に参加してきました
先週末に東京国際フォーラムで開催された
第121回日本眼科学会総会に参加してきました。
日本眼科学会総会は日本で開催される眼科の学会の中でも最大のもので
研究に関することから、臨床に関することまで幅広く報告がなされます。
今回の学会では当院院長執刀の白内障手術ビデオが公開されていました。
ちょうど流れているところに出くわしましたので記念撮影(上の写真左下)。
さて、今回の学会では目玉である「評議員指名講演」の公聴を楽しみにしていました。
それは九州大学准教授の 池田康博先生 がご発表されたからです。
この評議員指名講演は毎年3名の眼科医が選ばれ、あるテーマに沿って講演を行います。
講演の使命をされるのが2年前、つまり2年かけて様々な実験などをまとめあげて発表をする必要があるのです。
私も数年前に直属の上司の評議員指名講演のために実験を行っていたことがありますのでその間の大変さはよくわかります。
今回、池田先生はライフワークである難治性疾患の網膜色素変性に対する遺伝子治療や、補助具の開発、これからの治療の展望についてお話しされました。
池田先生にはずっと若いころから、フットサルをしたり飲みに行ったりと公私ともにお世話になっていましたので大変感慨深いものがありました。
また、九州大学の学生時代からずっと同期である、村上祐介先生 の学術奨励賞記念講演も聞いてきました。
村上先生も池田先生同様、網膜色素変性や網膜神経保護に関しての研究を長くやっており、今後日本眼科をしょって立つ眼科医一人です。
その他の講演に関しては、当院でも行っている近視矯正手術(ICL)
や切らない緑内障治療である隅角光凝固術(SLT)についての知見を
広げてきました。
こうして学会などで学んだことを皆様の診療に還元できるよう今後も積極的に学会には参加していこうと思っています。
その間はご迷惑をおかけしますがご了承ください。
福岡県糟屋郡粕屋町、志免町、福岡東区から目でお困りの患者様にご来院いただいています。ドライアイや結膜炎などの一般疾患から日帰り白内障・