視神経乳頭陥凹拡大を指摘されたら…
こんにちは!検査の高尾です!!
暑い日が続いておりますが、お変わりありませんか?💦
健診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘され眼科受診される方がいます
聞き馴染みのない言葉だと思いますが、何の病気が疑われるかお話ししたいと思います。
「視神経乳頭陥凹拡大」は、言い換えると「緑内障の疑い」と言うことになります。
眼の奥には「視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)」という部分があります。これは、眼で見た情報を脳に伝えるための神経線維(視神経)が集まって、脳へと向かう”出口”のような場所です。たくさんの神経線維が束になっている、とても大切な部分です。
「視神経乳頭陥凹」とは?
視神経乳頭の中央部分には、もともと生理的な「くぼみ」があります。これを「視神経乳頭陥凹」と呼びます。
視神経乳頭の陥凹が大きいことは、緑内障の可能性を示すサインの一つですが、必ずしも「陥凹が大きい=緑内障」というわけではありません!!
このくぼみの大きさや形は、生まれつき個人差があります。近視が強い方などは、もともと陥凹が大きい傾向があることも知られています👀
緑内障かどうかの診断は眼圧検査・OCT(光干渉断層計)・視野検査・眼底検査の結果を元に医師が判断することになります💦
緑内障は視野といって見える範囲が欠けてしまう病気です
初期の場合自覚症状はほとんどなく、かすみなどを自覚する頃にはかなり病状が進行していることもあります。
1度失われた視野は元に戻らないので、早期発見早期治療のため健康診断で指摘されたら必ず眼科を受診しましょう
目でお困りのことがあれば福岡の川原眼科までご来院ください